水性塗料と油性塗料の違いと選び方

塗料の違い

塗料には主に水性(アクリル系)と油性(エナメル系)の2つの主要なタイプがあり、それぞれ異なる特性を持っています。

水性油性塗料

水性塗料(アクリル系)

主成分: 水性塗料は水を主成分とする塗料で、アクリル樹脂やラテックス(合成ゴム)が主要なバインダー(結着剤)として使用されます。
特徴:
環境にやさしい: 水性塗料は揮発性有機化合物(VOC)の放散が少なく、揮発性有機化合物の発生が低減されています。
速乾性: 通常、水性塗料は比較的速く乾燥します。
臭いが少ない: VOCの量が少ないため、塗料の臭いが少ない場合が多いです。
簡単に洗浄: 用具や筆を水で洗浄できます。
用途: 屋内壁、天井、家具、ドア、窓枠など、一般的な屋内用途に適しています。
扱いやすいので、DIY初心者にもおススメです!

 

DIY

 

油性塗料(エナメル系)

主成分: 油性塗料は一般的に油(通常は亜鉛、リンシード、またはホホバ油など)を主成分とする塗料で、アルキド樹脂がバインダーとして使用されることもあります。
特徴:
耐久性: 油性塗料は通常、水性塗料よりも耐久性が高く、屋外での使用に適しています。
濃い色: 油性塗料はより深い色を提供し、高光沢の仕上げが可能です。
重厚感: 油性塗料は厚いコートを形成し、表面に滑らかな仕上げを提供します。
乾燥時間が長い: 油性塗料は通常、水性塗料よりも長い時間がかかります。
用途: 屋外の木製建具、フェンス、屋根、金属製品、船舶、車の外装など、耐久性が求められる場所で使用されます。

油性塗料

 

どちらのタイプの塗料を選択するかは、場所や要件、好みなどにもよりますが。
水性塗料は環境に優しく、屋内での使用に適していますが、油性塗料は耐久性が高く、屋外での使用に適しています。
それぞれのメリット、デメリットを理解し、用途、耐久性、仕上げ、乾燥時間、臭いなどの要因を考慮することが重要です。