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●はじめに

建物を美しく保つだけでなく、雨風や紫外線から守る役割も担う塗装。
しかし、施工から時間が経つと

「剥がれ」
「ひび割れ」
「色あせ」

といったトラブルが発生することがあります。

これらのトラブルを放置してしまうと、建物内部に水が侵入したり、構造部分が劣化したりと、深刻なダメージに繋がるリスクも。

今回は、塗装によく見られる3つのトラブル「剥がれ・ひび割れ・色あせ」について、それぞれの原因と、防止するために大切なポイントを詳しく解説します。
これから塗装を考えている方や、すでに塗装の劣化が気になる方に役立つ情報をお届けします!

よくある塗装トラブルとその原因

1. 剥がれ(浮き・めくれ)

原因:

・下地処理不足(汚れや旧塗膜の残り)
・塗料の密着不良
・経年劣化

塗装工事において、下地処理は非常に重要な工程です。
外壁に付着した汚れ、カビ、旧塗膜の剥がれ残りをきちんと除去せずに新しい塗料を塗ってしまうと、塗料が十分に密着せず、数年以内にペリペリと浮いてきたり、めくれたりしてしまいます。
また、適切なプライマー(下塗り材)を使用しない、あるいは下塗り材の選定ミスも、密着不良の原因になります。

さらに、どんなに丁寧に施工しても、年月が経つと紫外線や雨風の影響で塗膜が劣化し、密着力が低下して剥がれることもあります。

具体例:

外壁の一部がペリペリと剥がれ、触ると簡単にめくれてしまう状態。
とくに日の当たりやすい南面や、西日が強い箇所で多く見られます。

 

2. ひび割れ(クラック)

原因:

・下地の動き(地震や振動による)
・塗膜の厚み不足・柔軟性不足
・経年劣化

建物はわずかですが常に揺れています。
地震だけでなく、交通振動や気温の変化でも微細な動きが発生します。
こうした動きに追従できない硬い塗膜は、すぐにひび割れ(クラック)が起きてしまいます。
とくに、塗膜が薄すぎる、または柔軟性に乏しい塗料を使った場合に、クラックは顕著に現れます。

また、建物自体の老朽化も原因のひとつ。
コンクリートの乾燥収縮なども、クラックを引き起こす要因になります。

具体例:

幅0.3mm未満の、髪の毛のように細いひび割れ(ヘアークラック)
幅0.3mm以上の大きなひび割れ(構造クラック)

細いクラックは見落としがちですが、そこから水分が侵入すると、内部の腐食や劣化を引き起こすため注意が必要です。

 

3. チョーキング現象(白亜化)

外壁に手を触れたとき、白い粉が手につく現象を「チョーキング現象(白亜化)」と呼びます。
これは、紫外線や雨風の影響によって、塗料に含まれる合成樹脂が分解され、内部の顔料が粉状になって表面に現れるために起こります。

原因:

・紫外線による塗料の劣化
・塗料の選定ミス(耐候性の弱い塗料)
・施工不良による影響

外壁塗装は、建物の見た目を美しく保つだけでなく、紫外線や雨水から家を守る重要な役割も担っています。
しかし塗膜は、年月とともに自然な劣化が進むため、いずれ再塗装が必要になります。

また、チョーキングは単なる経年劣化だけでなく、施工時の不備が原因となって早期に発生することもあります。
たとえば、

・塗料を十分に攪拌しなかった
・高圧洗浄や下地処理の手順を省略・ミスした
・環境に適していない塗料を使用した

などの施工ミスがあると、通常よりも早く塗膜が傷んでしまうリスクがあります。

もし、塗料の耐用年数よりもかなり早くチョーキングが発生している場合は、施工不良の可能性も疑った方がよいでしょう。

具体例:

手で外壁をなぞると、白い粉が手に付着する状態。
とくに、直射日光がよく当たる部分で目立ちます。

トラブルを防ぐためのポイント

1. 正しい下地処理

どんなに高性能な塗料を使っても、下地が不安定では意味がありません。
塗装の寿命を左右するカギは、施工前の「下地処理」にあります。

高圧洗浄: 外壁表面の汚れ、カビ、コケを徹底的に除去します。
ケレン作業: 旧塗膜の剥がれかけ部分やサビをしっかりと落とします。

また、塗料の密着性を高めるためには、下地の状態を正確に見極め、必要に応じて補修を行うことが重要です。
とくに、クラック部分には専用の補修材を充填してから塗装することで、再発を防ぎます。

 

2. 適材適所の塗料選び

「何を塗るか」も重要なポイントです。
建物の立地条件や用途によって、最適な塗料は異なります。

・外壁用には耐候性の高い塗料を選ぶ(シリコン系・フッ素系・無機塗料など)
屋根用には耐熱性・防水性を重視した塗料を選ぶ

また、下塗り・中塗り・上塗りの三工程を省略せず、それぞれ適切な塗料を使い分けることも長持ちの秘訣です。
下塗りは接着剤の役割を果たし、中塗り・上塗りで厚みと耐久性を確保します。

工程を省略すると、初めはきれいに見えても、すぐにトラブルが発生してしまいます。


3. 信頼できる施工業者選び

最終的に、トラブル防止の最大のポイントは「誰に施工を依頼するか」にかかっています。

・施工実績が豊富か
・保証制度が整っているか
・施工中の管理体制がしっかりしているか

とくに注意したいのは、極端に安い価格を提示する業者です。
安価な見積もりには、下地処理の簡略化や、質の低い塗料の使用が隠れていることも。
金額だけで判断せず、施工内容と実績をしっかり確認しましょう。

●さいごに

塗装トラブルの多くは、施工前の下地処理不足適切な塗料選びの失敗が原因です。
正しい施工を行えば、10年以上美しい状態を保つことも可能です。
さらに、定期的な点検や、劣化サインを見逃さずに早めに補修することも、建物を長持ちさせる大きなポイントになります。

一度大規模な補修が必要になると、費用も手間も大きくかかってしまいます。
だからこそ、「予防」が最も効果的な対策です。
これから塗装を考える方は、今回ご紹介したポイントをしっかり押さえ、安心できる施工を目指しましょう!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!